就労支援事業所きまま舎
きまま舎スタイルで行こう

就労支援事業所きまま舎は、今から10年程前、就労に困難を抱える若者の支援からスタートしました。夜、居酒屋を営むお店の昼間の時間帯を借りて、喫茶、ランチ、宅配弁当等の仕事を、スタッフと利用者(メンバー)が一緒になって担うスタイルです。日々の仕事を一生懸命に行っていく中で、明日に向かって生きる気持ちが高まり、就労への意欲も高まります。日々の仕事の中で、生活のリズムと体力が身に付きます。そして、それぞれが目指す進路に飛び立っていきました。
きまま舎を訪れるメンバーは、長い間、ひきこもっていたり、以前の職場で人間関係のつまずきや挫折を経験していたり、家族間の葛藤に悩まされている人が多いです。また、精神の疾患を抱えたり、自らの発達障がいと格闘しています。そうした、メンバーに、私達は「さあ!今日から就労に向けて訓練・練習・学習を頑張りましょう!」とは言いません。私達は、個々のメンバーに寄り添い、日々の仕事を一緒に、一生懸命やり続けます。その中で、メンバーは、自分の力でリカバリー(自分を回復)し、卒業していきます。そうしたメンバーを支援しささえるのが、私たちの「きまま舎スタイル」です。
2019年4月1日 就労支援事業所きまま舎
所長 武田 貞彦
就労支援事業所きまま舎の10年を振り返って
きまま舎の説明 ~スタッフからの一言~

真柄 渉
2009年ニート・引きこもりの就労支援の場としてスタートしましたが、そのオープニングメンバーとして、今もなおいます。人様に誇れる様な人生を送っていない自分に何ができるのだろうか・・と思いながら10年目を迎えました。様々な利用者との出会いで確信を持っているのは、「共に悩む」「共に考える」「共に答えを探す」といった伴走型支援、つまり人として向き合う事が一番大事だと思います。その一番大事な事を今後も、忘れずに頑張っていきたいと思います。

景山 茜
居場所から就労まで、利用者のみなさん一人ひとりに寄り添った支援(日々勉強中です)を心がけています。少しでも不安なことを、いつでも気軽に相談していただけるような、親しみやすさと笑顔でお待ちしております。

須藤 美智子
私は、いつも笑顔で利用者さんに元気を与えられる存在でありたいと思っています。天寿園カフェkimamaでは、利用者さんの個性を理解し、良い点を伸ばして、日々利用者さんに感謝しながら笑顔あふれる現場づくりを心掛けています。
きまま舎の沿革
・2009年、新潟地域若者サポートステーションと連携し、ニート・ひきこもりと言われる若者の仕事体験と居場所として、コミュニティカフェ鳥の歌をオープン(ふるさと基金事業)。
・2012年より、地域活動支援センター・コミュニィティカフェごっちゃとして継続。
・2014年4月から就労支援事業所きまま舎(就労移行支援/就労継続支援B型/自主事業)となる。
・2015年、コミュニティカフェごっちゃを天寿園カフェkimamaに移転。
・現在に至る。
日々の仕事

●清掃(高齢者施設での日常清掃 東区に3現場 ワゴン車3台で向かいます)
●天寿園カフェkimama(鳥野潟にある中国式庭園天寿園内にあるカフェを運営しています。接客・調理補助・弁当の宅配)
●お話し相手(高齢者施設での高齢者のお話し相手や介護補助)
●除菌剤 次亜塩素酸水「クリーンキラーA」の製造と販売
※仕事により、800円から1500円/日の工賃が支払われます。
日々の仕事以外に

これまでの就労実績(自主事業による就業者も含む)
●2009年~2011年度(2年6ケ月) 進路決定者数:24名(うち就労14名)
●2012年~2013年度 就労者数:5名
●2014年度~の就労決定者数
事務 | その他 | 飲食 | 清掃 | A型 | 介護福祉 | 製造 | 軽作業 | 合計 | |
2014年度 | 2 | 0 |
1
|
2 | 0 | 2 | 0 | 4 | 11 |
2015年度 |
0
|
0 | 1 | 2 | 4 | 3 | 0 | 2 | 12 |
2016年度 |
1
|
0 | 2 | 5 | 1 | 0 | 1 | 0 | 10 |
2017年度 | 1 | 2 | 1 | 4 | |||||
2018年度 | 1 | 1 | 2 | 1 | 5 |
就労定着率
2014年度から今年度
離職者9名/就労者42名=定着率79%
卒業生の声

Kさん (40代/統合失調症)
【株式会社ツクイ 介護補助・清掃】
清掃・介護補助の仕事に就きました。就職から1年、希望としていた介護補助の業務も任されるようになってきました。
きまま舎の清掃では、職員の皆さんに綺麗にする方法や、なぜ綺麗にするのかを教わりました。時に辛いと感じたり、行きたくないと思う日もありましたが、希望の仕事に就くことができ、今は頑張ってよかったと思っています。定着支援サービスも使い、きまま舎の職員の方に毎月訪問してもらい、不安なこともその都度解消できています。

Wさん (40代/統合失調症) 【(社)新潟慈恵会 清掃】
清掃の仕事をしています。きまま舎利用開始当初は、体力的に辛いと感じることもありましたが、周りの人に助けてもらい続けることができました。週に5日の勤務ですが、きまま舎で体力がついていたため、自信をもって就職することができました。職場の方にも丁寧に教えてもらえるので、順調に仕事ができています。好きな読書も楽しめ、オンとオフの切り替えもできています。

Mさん(20代/社会不安障害)【キャノンイメージングシステムズ株式会社 人事部 】
体調を崩し大学を中退して、きまま舎に通う事になりました。最初は馴染めず、来るだけでも大変でした。清掃作業が出来るようになりましたが、自分の中で理想通りに出来ない事がストレスで休みがちでした。しだいに「遅くてもいい、完璧じゃなくてもいい。」と思えるようになり、週4日通えるようになりました。自分を変えてくれたのは、重い障害なのに頑張っている人や、認めてくれる仲間の存在や、親身になってくれる職員さんなど色々なことだと思います。その後、様々な支援を得て就職することが出来ました。上手くいかないことや大変なこともたくさんありますが、一人で抱え込まず周りに相談しながら頑張りたいと思います。
その他の主な就職先
㈱ケーズデンキ/㈱亀田製菓/マルタケ㈱/DeNA㈱/㈱クラッシュアンドカンパニー/㈱新潟ビルサービス/(社)新潟慈恵会/ホテルイタリア軒/スーパーマルイ/須坂屋そば/きんしゃい亭
現在のきまま舎の体制
就労移行支援(定員6人)/就労継続支援B型の(定員25人)/就労定着支援
職員数:11人/利用者数:55人/
開所日:月~金9:00~16:00 閉所日:土日祝日(天寿園カフェは月曜のみ定休)
利用対象者
主に精神障がい・発達障がいの方(または精神疾患の診断を受けた方)を対象としていますが、それ以外の方(障がいのない方も含む)もご相談ください。
きまま舎の利用の流れ
①相談・見学・体験(いつでも見学できますので、お気軽にご連絡ください)
②申請(お住まいの区役所に行き、障がい福祉サービスの利用申請を行ってください。)
③認定・通知(サービス利用が認定されましたら、受給者証がご自宅に送付されます。)
④契約(受給者証をご持参いただき、きまま舎と利用契約を交わしていただきます。)
⑤利用開始
就労支援事業所きまま舎
〒951-8062 新潟市中央区西堀通2番町715-6スタービル2F
TEL:025-378-4988/FAX:025-378-4989
TEL:025-378-4988/FAX:025-378-4989
アクセスMAP 就労支援事業所きまま舎
天寿園カフェKimama

〒950-0933 新潟市中央区清五郎633-8天寿園内
TEL/FAX:025-385-6570
TEL/FAX:025-385-6570
アクセスMAP 天寿園カフェKimama
- -天寿園内- 天寿園カフェKimama
運営団体:ささえあいコミュニティ生活協同組合新潟
(法人理念:ささえあいの地域社会づくり)
法人設立:2006年2月24日
出資金:1億2千万円
主な事業所:新潟市ひきこもり相談支援センター/三条地域若者サポートステーション/長岡地域若者サポートステーション/【以下 小規模多機能型居宅介護事業所】ささえ愛あわやま(新潟市東区)/ささえ愛きたかみ(新潟市秋葉区)/ささえ愛わりの(新潟市江南区)/ささえ愛下山(新潟市東区)/ささえ愛いしやま(新潟市東区)/ささえ愛ゆう(新発田市)/ささえ愛あいの山(佐渡市)/ささえ愛はよし(佐渡市)/ささえ愛おうみ(新潟市中央区)/ささえ愛まえかわ(長岡市)/【居宅介護支援事業所】居宅介護支援事業所ささえあい【グループホーム】ささえ愛なかよし家(新潟市秋葉区)【デイサービス】上海府デイサービスゆきわり荘(村上市)【地域コーディネーター】ささえあい広場【佐渡市生活支援体制整備事業(佐渡市業務委託)】希望の庵良寛(新潟市秋葉区)/ささえあいグループ:医療法人社団ささえ愛よろずクリニック/社会福祉法人けやき福祉会 あい・いからしの郷
天寿園カフェKimama